お部屋の広さ | 4.94畳(内法面積) |
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遮音性能 | 室内 D-50 / 下階 D-65 にて設計(開口部除く) |
今回は、マンションでの防音室です。既存窓を残し、防音室にリフォームされました。
遮音性能がわかる様に測定動画もあります。
防音室での使用楽器
この防音室ではアップライトピアノ(YAMAHA)と電子ドラム(Roland)を使用しています。
ピアノの個人練習メインで、週に3~4回程度の頻度で弾いています。
友人とインストバンドを組み、ドラムスを担当しています。
防音室を造るきっかけ
ここに転居する前は同じマンションの別の階に賃貸で住んでいました。
当時から同じピアノを所有していましたが、生音で弾くことは一度も無く、サイレント機能を使ってヘッドフォンで弾く環境でした。
近隣トラブルは起こしたくないという思いがありましたので。
住環境はとても気に入ったので、別の階の分譲住戸を購入することにしたのですが、どうせなら楽器練習が気兼ねなくできる防音室も一緒に造りたいと思ったわけです。
業者探しの方法と見積り業者数
業者はインターネットで探しました。
いろいろ調べてみて、防音室は“専門業者にお願いしたほうが安心”という結論になりました。
全部で3社くらいに問い合わせたでしょうか。
検討当初は、せっかく防音室を造るのだから生ドラムも演奏できる空間にしたいと思っていました。
ところが、どの業者に問い合わせをしても“マンション高層階で生ドラム用の防音室は施工できない”との回答でした。
弊社スタッフの対応
D.S.Pさんの対応が他と違っていたのは、ただ単に”施工不可”という回答で終始するのではなく、『どういった使い方をされますか?』と歩み寄ってくださった点です。
こちらの希望を踏まえたうえで、実現可能な施工範囲をプレゼンしていただけたことで、具体的に話を進めていくことができました。
おおよその転居時期を決めており、それより前に防音室が完成していて欲しかったので、事前にお伝えしました。
意外に日にちが無いことが分かり少し焦りましたが、防音プランのご提案もスピーディーに対応してくださいました。
もちろん、結論(契約)を急かされることもありませんでした。
お見積り時にご提出した完成イメージCG
弊社施工防音室へのご見学
打合せの中で、D.S.Pさんが造られた「他のお客さんの防音室を見に行きませんか?」という案内がありました。でも敢えてお願いはしなかったんです。
担当の方が実直そうな印象を受けましたし、打合せで構法(防音室の造り方)の詳しい説明をお聞きしたり、こちらの質問にも的確に回答をいただけました。
D.S.Pさんならしっかりとした防音室を造ってくれそうだなという手応えをすでに感じていたからです。
D.S.Pを選ばれた理由
こちらの意図をしっかりと汲んで対応していただけた点です。
プランご提案の際もこちらが納得できるように説明してくださいましたし、見積りも予算の範囲内でした。防音工事の工事期間は実質16日程度でした。
前述した転居日に間に合うようにスケジューリングしてくださり、工期の遅れも全くありませんでした。
工事での立会いについてD.S.Pさんの防音工事は近隣を配慮されて土日休みでしたし、平日は仕事で不在にしていたので、工事中の立会いはほとんどしていません。
ただ転居前は別階に住んでいましたので、夜中に現場をのぞいて防音室が出来ていく様子を確認したりしていましたね。
防音室プランニングでこだわった点
こだわった点とは異なりますが、既存窓を残せたことでしょうか。
防音室にリフォームすると部屋の窓は無くなるものとばかり思っていたので、ご提案いただけて嬉しかったです。
窓からの自然光で防音室が明るい雰囲気になりました。
防音室を使われてみて
実はピアノはドラム練習の一環なんです。
でも、せっかく新たに購入した電子ドラムはあまり活用せず、
ピアノを弾く時間のほうが多くなってしまって・・・
わずかな時間でどちらの楽器をやるか考えると、地味なリズム練習よりも、
曲(メロディ)を楽しめるピアノにどうしても体が向いてしまうんですよね(笑)
防音室が出来たおかげで、ちょっとした時間でも楽器にさわれるようになりました。
音を出される時間帯
夜もあまり遅い時間でなければ生音でピアノを弾いています。
遅い時間にはサイレント機能を使うようにしていますね。
防音室を造ったとはいえ、ここ(集合住宅)に永く住み続けることを考えると、近隣には極力ご迷惑をおかけしないようにしたいからです。
それでも別階に住んでいた頃と比べれば、ピアノを生音で弾けるようになったわけですから大きな違いです。
気が向いたときにふと楽器に向かえるので、家族も含め音楽に接する時間が増えました。
防音室をご検討の方へのアドバイス
D.S.Pさんで施工した結果として言える話ですが、想像していた以上に立派な部屋になります。
防音室は“板と吸音材で囲まれたハコ”というイメージだったのですが、防音工事が終わって扉を開けたら『普通の部屋』と変わらないんですよ。窓も最初は無いと思っていましたし。
逆に、慣れないと防音室だという自信が持てませんね(笑)
将来的に楽器用の部屋として使わなくなったとしても、静かな書斎としてずっと使っていけますし。
これがハコ物で売っている簡易防音室だったとしたら、こうはならなかっただろうなと思います。
もし防音室を計画されているようでしたら、一度はD.S.Pさんに相談してみてはいかがでしょう。
K様、本日はありがとうございました。
これからも永く防音室をご愛用ください。