お部屋の広さ | 約14.2帖(内寸面積) |
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遮音性能 | 外部 D-70にて設計(開口部除く) |
完成した防音室をご覧になって、率直な感想をお聞かせ下さい。
すごいものが出来たなって思いました。
自分の遊びの為の夢の空間が本当に現実に持てたことにびっくりしました。
内装が全部終わる前、コンクリートのものだけが出来上がった時は広い教会の中のような、そんな印象だったんですよ。
中に入って声を出すとものすごく響くんです。それも本当に教会のようなイメージでした。
内装が終わって防音室が出来上がるとまさに建物に命が吹き込まれたっていう感じだったんです。
内装は僕が好きな青とかわりとポップな色調になっています。最初は内装をどんな色調にするかずっと悩んでいたんです。
ジャズをずっとやっていたので、例えばジャズクラブみたいにシックで落ち着いた大人の色にしようとか、暗い色にまとめた方が格好いいんじゃないかとか。
でも、窓のない空間だから格好良くするよりも何かポップな明るいものを持ってきていた方が気分的に良いんじゃないかとずっと悩んでいました。
結果的にはポップで明るい色調にして正解だったなと思っています。
窓のない空間に閉じこもるっていうのは音楽やる上ではあまり関係ないんですけど、自分がそこで練習する時のメンタル面で言うと少し明るい色調があった方が良くて、自分の気分に影響すると思います。
精神的に閉ざされた空間にいるなっていうのは感じたことが無いです。もしかしたら、扉に小さな窓があるからかもしれません。
天井高も高くて、圧迫感もありませんね。
最初は知り合いに、「こんなに高い建物があると景観がおかしくなるんじゃないですか」と言われましたが、出来上がってみたら全然そんなことはなくて、外観がおかしいとも思いませんでした。
防音性能としては完璧ですごいんですけど、今思えば小さい窓をもっと造っておけば良かったかなってのは少しありますね。
これだけ性能の良い防音室が出来上がるんだったら多少防音の性能が下がっても小さい窓があればまた違う感じだったかなと思いました。
道路側は囲っておきたいので、家庭菜園側にあると良かったかもしれないですね。
防音室の用途とご使用楽器を教えてください。
ドラムとピアノです。
防音室の仕上がり状況にご満足いただけていますか?
満足しています!
やっぱりD.S.Pさんの言う通りだなって思ったことがあったんですけど、僕はドラムを叩くのに最適な環境はもっと吸音を厚くして、完全に吸音してくれるような部屋が良いと思っていたんです。
D.S.Pさんと一緒に計画している時に「そうじゃなくて少し反射音もあった方が太鼓も鳴るんじゃないか」っていう話を聞いて、考えが変わりました。
D.S.Pさんが言うんだったら任せようと思って、このくらいの吸音にしてみたらまさにそれがちょうど良くて、シンバルの響いてくる感じとかドラムの太鼓のコーン!って抜ける音がものすごく気持ちが良く聞こえて、今のバランスが最高です。
防音室施工を当社にお任せいただいた理由は?
インターネットで「ドラムの防音」で検索をかけたらD.S.Pさんのページがたくさん出てきたからです。
ホームページの作り方とかそういったことが上手ですよね。
ドラム専門の防音が出来るところがあまり無いから、他の業者さんが引っ掛からなかったのかもしれないですね。
D.S.Pコーポレーションのyoutubeチャンネルでは、弊社で施工されたお客様へのインタビューの様子や、お部屋の遮音性能などもご紹介しております。是非ご覧ください!
ご契約前に防音室のご見学はされましたか?
数多くの業者さんに見学へ行きました。
ピアノとかバイオリンとか人の声は上手くブロックするんでしょうけど、正直ドラムは振動が大きいから、どこに行ってもブロックは出来ていなかったんですよ。
大手ハウスメーカーさんが「防音の研究をしています」と、「すごいから是非行ってください」と勧められて遠方まで行ったんです。
外から音を実際に聞いてみたら普通に音が漏れて聞こえていたんですよ。
その時はまだD.S.Pさんのことを知らなくて、他にも色々なところを見て回ったんですが、どこも音が聞こえるねって話していました。
見学に行った昼に聞こえるようでは、もっと静かな夜の住宅街では尚更音を出せないですよね。
ご近所トラブルは避けたいですし、音漏れ対策は万全にしていきたかったんです。
そんな中、唯一これならOKだと思ったのが、D.S.Pさんだったんです。
普通の木造住宅の中にドラム防音室を造られている方がいて、そこで実際にドラムを叩かせていただいたんです。
外で音を聞いてみたら正直ゼロではないんですが、本当に耳を傾けないとわからない程度で、他と比較にならなかったため、その時にすぐD.S.Pさんにお願いしようと決めました。
数多く見て回った後にそう思いましたし、音量だけじゃなくて防音効果のレベルが全く違うというのを実感しました。
ハウスメーカーさんと防音会社さんが一緒に作業を進めることって難しいんですよね。
ここは防音室ありきで建築した家で、防音室に家が付随したっていうだけなので、ハウスメーカーさんと防音会社さんできっちりやりとりをしてくれるところでないと頼めないと思っていました。
D.S.Pさんにはハウスメーカーさんとのことも色々相談させていただけて助かりました。
こだわった点は何かありますか?
一つの家の中に防音室があってという形がスタンダードな形だと思いますし、最初はうちもそれを検討していたんですが、どうしてもドラムの振動を止めたいというのがあったので、コンクリートの枠に造るっていうのが僕のこだわりでした。
最初はハウスメーカーさんをはじめ、木造の中にコンクリートの部屋を造ってくれないかと随分色々なところに相談しました。
それが実現可能なところを探して、D.S.Pさんに行きついたというのもありました。
ですが、木造とコンクリートは一緒の建物には造ることが出来ないと知りました。
木造なら木造、コンクリートでやりたいなら建物全体をコンクリートにしないといけないそうです。
僕は住むのは木造の方が良かったんです。
断熱の仕方にもよるとは思うんですが、コンクリートは夏は暑くて、冬は寒いですし、住む快適さは木造のが上だと思いまして。
なので、家と防音空間を分けざるを得ないという結果になりました。
他にこだわったことは、コンセントをたくさん作ったことですね。
後から付けるのは大変だと思ったので。
防音室の使い方で何か気を付けた方が良いことはありますか?
音を通さないということはそれだけ気密性が高い空間なので、頻繁に使うようであれば問題はないと思いますが、しばらく使わない時はカビ等に気を付けた方が良いと思います。
ただ、D.S.Pさんには、消臭・除湿できるよう考えて壁の中の設計をしてもらいました。
防音室完成後のエピソードが何かありましたら、お教えください
最近の経験で面白いなと思ったのはコロナのインパクトの大きさで、仕事が暇なうちはあそこでたくさん練習できるんじゃないかって頭ではわかるんですけど、精神的にも影響があったせいで2年間くらいはほとんど使っていませんでした。
頻繁に使うようになったのは去年(2022年)からでした。
今は3日に1回くらい防音室に入って頻繁にやっている感じです。
仕事量としては、この一年がこれまでの中で一番ピークの忙しさなんですけど、そういう時に限って自分の気持ちも前向きになってるから遊びたくなるんです。
忙しい時にいかに時間を作って遊ぶか、なんですよね。
台風が来た時に防音室で寝たんですが、入ったらシーンとしていて、本当に台風?って思うくらいでした。全く怖くなかったんですよ。
この時はドラムが一台しかなかったんですが、今は増えてしまったので、もうスペース的に寝られないかなって感じですけどね(笑)
防音室を楽器練習以外の他の用途で使うことはありますか?
使ってます。
僕は仕事柄ナレーション入りのビデオを30分くらいで作ることがあるんです。
ナレーションを入れる時に防音室じゃないところでやると飛行機が飛んできた時の音が入ってしまうんです。
防音室で録音すると完璧です。外の音が入って一から撮りなおす必要もなくなって、便利です。
あと今後やりたいこととしてはここに仲間を呼んで一緒に演奏したいですね。
最近この防音室にプロのピアニストの知人が1人来て、2人で遊んでみたんですけど、今度はベースの人を連れてきてくれるということで仲間と一緒にバンドの遊びをやりたいですね。
夜でも出来るからそこに期待をしています。
その知人もこの防音室を見て、「個人でこんなに立派な防音室を持てるなんて信じられない!」と仰っていました。
竣工からもうすぐ4年ですが、近隣の反応はいかがですか?
苦情なんかはゼロです。有り得ません(笑)
近隣の別の家まで音がいくことは考えられないです。
安心感があって、夜でも叩けます。
夜中でも叩けるなって思っていたんですけど、コロナが流行ってから早寝の習慣が付いてしまって(笑)
自分の中で確かな安心感があるので、おっかなびっくり叩くなんていうようなことはないです。
見学の時に外から音が漏れていないかの確認させてもらっていたことが大きいですね。
防音ってお金がかかるじゃないですか。
自分が安心を得られる出来になっているかどうかは実際に防音室が完成してからでないとわからないし、やり直しもきかないわけですよね。
D.S.Pさんにならお任せできると確信し、今は安心してドラムを叩くことが出来ています。
これから防音室を考えられている方に向けてアドバイスをお願いします。
僕らの経験してきたことになるんですけど、まずは出来上がって実際に使われている防音室を見てみないとダメだと思います。
例えばショールームに行って、営業マンの話だけ聞いても絶対ダメですね。
実際にその会社が造った防音室を見て回って、中で演奏しているのを外で聞いてみたほうが良いと思います。
中で聞いても全然防音性能はわからないので、外で音をチェックすることが大事だと思います。
それをした上で納得して始めないと、建ててしまってからではやり直せませんからね。
色々なホームページや説明書を見ても、文字だけではやっぱりどうしようもない世界だと思うんです。
やっぱり実体験として、どれくらい音が漏れているか聞いた方がいいと思います。
僕たちは音を出しても大丈夫っていう安心感を求めて、防音室を造るわけですから。
安心できるかどうかはやっぱり文字だけではわからない部分ですから、2人以上で足を運んで音を聞いて体験してみた方が良いですね。
僕はD.S.Pさんに頼んで後悔なく、大満足です。
なぜかというと色々な会社と比較をして、自分が一番良いと思ったところを選んだからです。
僕自身はD.S.Pさんが絶対一番選ばれると思っていますが・・・
苦情が来たらいくら補填するという業者さんもあったんですが、そこは「絶対に苦情が来ない」と言い切れる自信のある会社でないといけないと思います。
色々見て比較することも大事ですね。
例えばピアノとかであれば色んな選択肢があると思いますし、楽器にもよると思うんですが、振動を止めないといけないようなドラムだと選択肢は狭くなってきますよね。
限られた業者にしか振動を止める技術は無いですから。
そして、スタジオは勿論素晴らしいものを作っていただいたのですが、それを超えて「夢の箱」をプレゼントしていただいた気分です。
これですよ、これ!欲しいものはモノでなく夢。スタジオ建築はそのきっかけです!
防音性能がよくなければ、夢もぶち壊しですからね。
この点をよく理解されて仕事にベストを尽くされているD.S.Pさんは、防音を通して夢を売る会社だと実感しています。
D.S.Pさんを選んで本当によかったと思っています!
Sさま、本日はありがとうございました!
音響変化でお困りになられたり、音の要望などありましたらいつでもご相談ください。