お部屋の広さ | 5.18帖(内寸面積) |
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遮音性能 | 室内D-50~55(開口部除く)/室外D-55~60(開口部除く)にて設計 |
完成したピアノ室をご覧になって、率直な感想はいかがでしたか?
出来るだけ音が漏れないようにするのが目的だったので、元々の壁や天井の厚みが増して「やっぱり部屋が狭くなったな」というのがはじめの感想でした。
けれど、打ち合わせの際に完成予想のCGデータと一緒に説明も受けていたので、想像していたとおりでした。
むしろ、壁や床の色合いも相まってお部屋全体が明るくてすごく綺麗だな!と思いましたね。
防音室の用途と使用楽器を教えてください。
ピアノの演奏やPCを使った音楽制作がメインで、音楽のための部屋として娘が使用しています。
防音室の仕上がりや音響の面にはご満足いただけていますか?
全ての面において何の問題もないです!
もし仮に娘が独立して、もっと大きな家に住んで防音室を造るという時には、
また絶対D.S.Pさんにお願いしたい!というくらい満足しています。
安心いたしました。
でもそこまで思われる理由というのは何かあるのでしょうか?
D.S.Pさんのホームページを発見して初めての問い合わせから、最初の打ち合わせでもそうですし、何より現場監督さんがとってもいい方だったんです。防音室の仕上りの面は勿論、仕事内容も含めて現場監督さんの人柄みたいなところも、とてもよかった。ありがたく思っています。
防音室をご計画された経緯を教えてください。
D.S.Pさんにお願いする以前から、こことは別の簡易な防音部屋にグランドピアノを置いていました。普通に生活している分には内側の音は漏れませんし、外側の音もほとんど聞こえないのですが、グランドピアノを演奏するとなるとほぼ意味がありませんでした。
ちょうど、娘が音楽高校に行くためにたくさんの練習が必要な状況だったのに、音を出せるのは21時頃までが限界だったんです。夜中の24時とかにも弾きたいけれど、さすがに外に響くのでもう防音室を作るしかないと。
21時までしか弾けなかったところが、今では何時くらいまで弾けるようになりましたか?
24時間弾こうと思えばいつでも弾けると思います(笑)
防音室にも色々なグレードがあったのですが、実際に24時間弾いても大丈夫というグレードもあって、その一つ前のグレードで作ってもらいました。夜中の3時にピアノを弾いても大丈夫だろう、とお話を伺っていました。
実際、夜中に娘にピアノをガンガン弾いてもらって私が外に出た時も、かすかな音は聞こえるんですが、どこのお宅からも聞こえるような談笑している声やテレビの音以下なので、ピアノの音が外に漏れるような感じは全く無かったです。
今、施工から4年経ちましたが近隣からの苦情なども全くありませんし、お隣の方でさえ、いつピアノを弾いているのか把握されていないかと思います。
【BLOG】下の記事では用途や目的別に最適な防音プランをご紹介しています。是非ご覧ください。
防音工事のお見積もりは何社か取りましたか?
いえ、D.S.Pさんだけでした。
インターネットで検索していた時に、ここが一番良さそうかなと思いまして。
ホームページに防音室を施工した方の具体的なインタビューの記事が掲載されていて、ピアノの先生が実際に演奏されている動画が印象に残っています。
「防音については自信があります」、「ただしその分料金も高いです」といったことも書かれていて(笑)。
まあ高いかもしれない。
でも本当にしっかりやっていただいたので、値段は他と比べて高めでも、私は全然満足しています。
防音室のご希望内容を教えてください。
しっかりとした防音性能は当然希望する部分ですが、それ以外は本当にお任せ状態だったんです。
既存の床が濃いブラウン色で家の中が暗めなので、防音室は白にして全体的に明るくすれば広く見えるかなと思いまして、そのくらいでしょうか。
他には、収納が無かったのですが本棚を入れると格好悪くなるかなと思ったので、造り付けで作っていただきました。便利で気に入っています。
防音室施工後、生活スタイルに変化はありましたか?
よほどしっかりした防音室が無い限り、ピアノを本格的に弾いているお宅は四六時中音が鳴っていて、子どもが音楽の道に進んだ場合に親が大変かもしれない。
親が音楽活動をしていれば問題ないかもしれませんが、私も妻も音楽とはあまり関係がありません。娘がピアノを思いっきり弾いていても音が響かなくなったことで、親である妻や私にとってはとても過ごしやすい環境になりました。
そして何より、娘が時間を気にしないでいつでも音が鳴らせますので、娘の生活スタイルが一番変わりましたね。
施工後から4年以上も経ったせいか、防音室は生活の一部として、今ではあって当たり前のものになっています。
でも改めて考えると大袈裟かもしれませんが、防音室は空気や水のように絶対に必要なもので、防音室がない生活は娘も私たち夫婦も考えられないですね。
お引き渡し後のエピソードがあれば教えてください。
打合せの時に、オプションで防音室内に設置できるインターフォンのお話があったんです。
室内にいても気付くことができるというもので、使うことが無いだろうと思って要らないと言ったんですけれど、それはあったほうがよかったかもしれません。
というのも、娘が防音室に籠って一人きりの時に玄関のドアがロックしてあったんですね。それで妻が帰ってきたときに、外から開けてと言っても絶対に聞こえないんです。携帯に電話しても夢中になっているのでどうしようもない・・・。ということが一度ありました。
以降は何かあった時のために、携帯はすぐに取れるようにしてくれと言っています。
外部の音が聞こえなくなることで、奏者としては集中して作業が出来る一方、やはり安全面を考えると必要な機能と考えております。
貴重なエピソードをいただき有難うございます!
これから防音室を考えられている方に、アドバイスはありますか?
お部屋が出来上がってしまうと、なかなかやり直しは効かないと思うので、しっかりと計画をなさった方がいいかと思います。一部屋をまるまる防音にする予定なのであれば、どうせだったらケチケチしないくらいの腹を据えてやるのがいいんじゃないかと私は思いました(笑)
親族や回し者ではないですが、本当にD.S.Pさんに防音室を造っていただいて正解だったと思います。
ご安心して、計画なり相談ごとなり、実際の工事もD.S.Pさんにお任せして何の心配もないと思います。
嬉しいお言葉を頂戴して光栄です。
T様、本日はありがとうございました!
今後も音響変化でお困りになられたり、音の要望などありましたらいつでもご相談ください。
photo by FUJIMAKI TSUYOSHI
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