お部屋の広さ | 7.16帖(内寸面積) |
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遮音性能 | 室内D-55(開口部除く)/上下階・外部・隣戸D-65(開口部除く)にて設計 |
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Hiraku様note
Hiraku様にD.S.Pの防音室をご紹介いただいた記事はこちら
防音室の用途と使用楽器を教えてください。
用途は基本的にライブ配信と、自分の練習するスタジオですね。自分が歌とギターメインで演奏しています。
他の楽器、ベースとかドラムも使えるようになっています。
キーボードを演奏する人が来たらキーボードスタンドを構えないといけないくらいです。
完成したスタジオをご覧になって、率直な感想はいかがでしたか?
工事の過程を見ていましたが、ちゃんとイメージ通りのものができたなという印象でした。
竣工から一年ほど経ちましたが、防音室の使い勝手はいかがですか?
施工してから一年くらい経ちますが、近隣の方から騒音については何も言われていないですね。
お隣の方は工事の時から様子を見に来られて「どのくらい聞こえるか確認していいですよ」と言ってくださったので、D.S.Pさんに測定してもらったところ、全然聞こえなかったと。
僕が演奏する時はイヤモニをしているので、防音室の中で鳴っているのは僕の生歌と生ギターだけです。それでもフルボリュームで歌うと100dBくらいになってしまうんです。なので「D-65くらいは必要ですね」とD.S.Pさんに言われました。
床は電子ドラムが演奏できるくらいの強度で施工してもらいました。本来、トリオのバンド演奏が余裕で出来るくらいの設計になっています。
自分一人で演奏する分には夜中だろうが何時だろうが問題ないです。
スタジオとしての仕上がりはすごく満足しています。
ご依頼にあたって不安だったことはございますか?
中古マンションを購入してスタジオを造るという計画で、それなりのお金をかけたのに近隣からクレームが来てスタジオが使えなくなるというのが一番の心配事でした。なので、マンションも下の階が店舗になっている部屋を選びました。
鉄骨は固体振動音が防げないので、RCで探していたのですが、RCだと思って内見の予約を入れたら実はSRCだったんですよ。でも、D.S.Pさんと相談して、隣室とか周辺の状況からSRCでもかなり補強すればいけそうだということで決断しました。
あと、マンションを買ったはいいけれど、防音工事をさせてもらえなかったらどうしようという不安はありました。購入前に防音工事ができるという確約を取れたらよかったのですが、他に購入したい人もいてそんなことを言っていられない状況でした。
管理組合から委託されている管理会社があるのですが、「防音工事」というところで申請が1回引っかかりました。普通のリフォームだとすっと通るんだけれど、普通の工事ではないと思って止められてしまったようです。
工期も間に合わないので自分で交渉しようと思ったのですが、D.S.Pさんに事務的にやってもらった方がうまくいくかなと思ってお任せしました。無事通過して、お任せしてよかったです。
防音室をご計画された経緯を教えてください。
元々、大学生の時からバンドをやっていました。病気をして、そのせいで会社も割と早めに退職していて、今もう58歳なんですよ。
伏せている時に「生まれ変わったら、来世はミュージシャンになりたいな」とか思っていたのですが、幸い元気になってまだしばらく生きそうなので、今世でやることにしました。
ライブをやるにもやはり集客とかが大変じゃないですか。オンライン配信だったら自分が勝手にできますし、スタジオを造ることにしました。「スタジオがあったらいいよね」と奥さんに言ったら、奥さんもバンドが好きな人なので「いいんじゃないの」みたいな感じで賛成してくれました。
あともうひとつ別の理由は、現金でお金を持っていてもこの先、円がどうなるかわからないから、物に変えたいというのがありました。円を不動産に変えたらいいな、と。
高齢の方が趣味でフェラーリを買ったりするじゃないですか。防音室は僕にとってのフェラーリなんです。
車に乗りたい人はフェラーリを買うし、僕は車ではなくて歌を歌いたいし、曲を作りたいんです。
ずっとオリジナルでやってきていたので、自分で作った曲を自分で歌うのが一番楽しいです。
防音工事のお見積もりは何社か取りましたか?
はい、取りました。
最初は不動産屋のカウンターに行って、物件と防音工事の経験がある業者さんとセットで探したい、ということを少し相談してみたんです。要は、わからないから。
結局、不動産屋のカウンターは防音に対して知識が何も無かったんです。何件か業者を紹介してもらいましたが、どこも中間販売業者さんだけで、リフォーム屋さんも防音工事をやったことが無いような業者ばかりでした。「あ、これは不動産のカウンター行ってもしょうがないな」と思い、自分で防音工事の会社を探し始めました。
防音工事の会社は東京だと数社しかありませんでした。
他社さんの防音室のショールームに見学に行ったんですよ。そうしたら、全然音が漏れまくっていて、これはだめじゃないか?って……。見た目はすごく立派なんだけど、外に漏れまくっているので。
それは……ミュージシャンのHirakuさんだからこそハードルがちょっと上がっていたのもあるかもしれませんね…?
そうなのかな……?これは絶対だめだろうと思って……。
営業の方は電話をくれたんですが、個人の依頼にはあまり熱心な印象がなかったのもあってやめました。
D.S.Pさんの防音室を見学したいなと思ったんだけど、タイミングが無くて行けなかったんです。
でもD.S.Pさんとお話して、「ああ、なんか大丈夫そうだな」というのがわかったので、頼みました。
ちゃんと話が噛み合うというか、こちらのことを考えて本当のことを言ってるということはちゃんと伝わってきました。
D.S.Pさんの会社に行ったことも無いから、お金を振り込む時は会社が無かったらどうしようと思いました(笑)。
一応、それなりの金額だったので(笑)。
最終的にD.S.Pに任せていただいた理由は何ですか?
ホームページのインタビューをとても見ました。
施工写真を見て、お客さんが求めてるものを提供されてるんだなということがわかりました。
おべっかではなくて(笑)。
あとは担当の方がこちらの身になって、スタジオにちゃんと僕のボーカルを測りに来てくれたりとか、もうフットワークもすごく軽くて。そういうところが大きかったですね。
防音プランのイメージCGはいかがでしたでしょうか?
それも良かったです。
ただ、僕も、自分でパワーポイントで作ってたんですよ。この壁はこのようにして下さいとか。それと併せて検討に活用しました。
物の配置が一番メインポイントでした。
こだわった点は何ですか?
防音室として本当にシンプルに、しっかり防音できるということが一番重要でした。
ちょっと話が飛ぶかもしれないけれど、他のギターユーチューバーの方の動画を観ていて、300万円ぐらいで出来るだろうと勝手に思っていたんです※1。
結果的にちょっと、いや大分、予算を出ちゃったなと思ったけれど、資材がぼんぼん高騰してるから、先に伸ばしたら二倍の金額になっているかもしれない。
なのでむしろ底値だったなと、正解だったと思うんです。
決して安く無いと言うのは伝えるべきことだとは思うけれど、その分、本当にちゃんとしてるよ、ということを伝えたいです。
しっかりと防音性能が高い防音室を作りたければ、D.S.Pさんにお願いしてみてください。ちゃんとやってくれますよ。
※1 金額については用途や建物の構造により変動いたします。
スタッフの対応はいかがでしたか?
とても良かったですよ。担当の営業さんは当然そうですけれど、現場で作業してくれてた職人の方もみんなよかったです。
実家がね、元々電気屋なんですよ。だから職人さんは身内みたいなもんですよ(笑)。
勝手も分かるし、立場も分かるし、ああ、もうすごいプロ意識持ってやってるなというのは本当に分かりました。
本当に皆さん、よくやっていただいたと思います。
これから防音室を考えられている方に、アドバイスはありますか?
「防音室で何がしたいか」が大事だと思います。
生ドラムがやりたいとかだと、条件もかなり制限されるじゃないですか。
こちらが「何をしたいか」がぶれちゃうと、見積もりを作ってもらっても自動的にぶれてしまいます。
僕の場合は自分の歌と生ギターは絶対防がないといけないところでした。
生の音は最低ラインで防ぎたい。最低ラインの希望が実現できないのであれば「当然やらない」じゃないですか。
「最低、絶対これじゃなかったら意味がない」みたいなラインは必要だと思います。
今後の音楽活動についてはいかがでしょうか?
ずっとバンドのメンバーとオリジナル曲をやっていたので、スタジオを造ったらまたみんなでやれると思っていたんですが、メンバーは「新曲作るのは大変だからカバーでやろうよ」という感じで温度差があって誘いづらいんです(笑)。
奥さんや娘も楽器ができるのに、なかなか一緒にやってくれないし(笑)。
この先、僕の曲を気に入ってくれた人と一緒にやれたらいいなと思います。
若い人ともやれたら楽しそうだなと。若いドラマーと友達になりたい。
スタジオ使っていいから、俺とバンドやってください(笑)。
今後また何かあればD.S.Pにお願いしようと思いますか?
もちろん!
実家が高知の方なのですが、そっちにももしスタジオを造るんだったらD.S.Pさんにお願いしたいです。
兄弟も音楽をやっているので、造ったらいいのにという感じです(笑)。
ちょっと遠いですよね。
高知県での施工実績もあるので、その時はぜひお任せください!
Hiraku様、本日はありがとうございました!
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