管楽器

埼玉県 古田土明歌様 フルート防音室

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埼玉県 古田土明歌様 フルート防音室

埼玉県 古田土明歌様 フルート防音室
お部屋の広さ約3.4帖(内寸面積)
遮音性能室内:D-55~(開口部除く)/室外D-65~(開口部除く)にて設計
建物マンション

プロのフルート奏者・古田土明歌様に、D.S.Pの防音室についてお話を伺いました。
高い遮音性能と快適さを両立し、生活空間に自然と溶け込む防音室が完成しました。

完成した防音室をご覧になって、率直な感想はいかがでしたか?

埼玉県 古田土明歌様 フルート防音室

率直に言うと…「ついにできちゃった!」という気持ちでした。
防音室にはまだ何も置いていなかったので、「これから色々と整えていくのが楽しみだな」と思いました。

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D.S.P

思い描いていたイメージと、実際の仕上がりは一致していましたか?

杜さん(弊社代表)からたくさんの資料をいただきました。
具体的なCG図もあったので、完成後のイメージがしっかり持てており、大きなギャップは感じませんでした。

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防音室の用途と、使用している楽器を教えてください。

メインの 楽器はフルートです。用途はもちろん練習です。
また、私は歌の仕事をすることもあるので、ピアノは伴奏や音取り用に使っています。

防音室でこだわった点はありましたか?

埼玉県 古田土明歌様 フルート防音室

まず「光が必ず入る部屋」であること。そして窓を必ずつけたいということでした。
もともとこの部屋の開放感やリビングとの一体感が気に入っていました。引き戸構造で、全て開けると開放感のある空間になるんです。
その雰囲気を壊したくなかったので、この部屋の良さを崩さない、一体感のある空間であることを重視しました。
お気に入りの場所を、雰囲気を変えることなく防音室にできたのは本当に良かったです。

360度パノラマ写真

画面をドラッグ(スマホではスワイプ)すると、室内を360度ご覧いただけます。

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D.S.P

防音室の内装(壁紙や床など)はご自身で選ばれたのですか?

はい。壁紙と床、それからカーテンはD.S.Pさんではないのですが、すべて自分で選びました。
本当は南フランスにあるような、もっと黄色い壁紙にしたかったんです。
ただ、杜さんから「その色にすると壁紙の種類や質感が変わってくる」と説明をいただきました。
南フランスのような黄色に憧れはありますが、私は今のような質感を望んでいたので、結果的にこの色合いで良かったと思っています。

防音室を計画されたきっかけを教えてください。

きっかけは、ドイツから日本に戻りマンションの購入を考えた時です。
一番のネックは、やはり楽器の練習環境でした。音楽ができるマンションは限られていて、価格も高い上に狭い。
ちょうど庭付きで日当たりの良い物件が見つかり、そこであれば…と思いました。マンション自体は音楽専用ではありませんが、楽器は演奏できるようでした。
ただ、ドイツでの騒音トラブルの経験がトラウマになっていたため、防音対策についてはかなり慎重に考えました。

古田土様
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D.S.P

ドイツでも騒音問題はあったのですか?

ありました。ただ、日本よりもはっきりと意見を言ってくれるので、「この時間なら大丈夫」といった交渉ができたのは助かりました。
それでも制限はありましたね。

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D.S.P

それはかなりストレスですね。

日本だと一度トラブルになると解決が難しいですし、せっかく居心地の良い家に住んでいるのに近隣と揉めてしまうのはもったいない。
途中で引っ越すわけにもいかないので、防音室を検討しました。迷いはありましたが、決めてからは早かったです。

母も協力してくれて、一緒に業者を探しました。他社は返事が遅かったり内容が曖昧だったりして「大丈夫かな…」と心配になる応対が多かったのですが、
その中で杜さんは質問に的確に即答してくださり、とても安心感がありました。
母が見つけてくれた会社だったので、主に母が窓口となってやり取りしてくれました。本当に感謝しています。

とにかく杜さんの対応が驚くほど早くて適切。「ちゃんと寝ているのかな?」と思うくらいでした(笑)。
昨日相談したことが、翌日にはもう具体的な提案として返ってくる。そのスピード感がとても頼もしかったです。

防音性能と近隣への影響はいかがですか?

埼玉県 古田土明歌様 フルート防音室

苦情などは全くありません。「本当にこんなになくて大丈夫?」と思うくらい静かです。

ピッコロは非常に高く鋭い音が出るのですが、思いきり吹いていても、部屋のすぐ前の道路を歩いている人が全く気にしていないんです。その光景がかえって不思議なくらいでした。
そのとき「やっぱりこの部屋はすごいんだ」と実感しましたね。
今では大きなスピーカーを導入して、音楽も思いきり楽しんでいます。

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D.S.P

遅い時間まで防音室で練習できていますか?

はい、もちろんです。
防音室にもいろいろなグレードがあるそうですが、杜さんから「最高グレードまでは必要ないのでは」とアドバイスをいただきました。もともとマンション自体がしっかりとした防音構造だったので、十分とのことでした。
実際に施工していただいたグレードでも十分すぎるほど高性能で、最終検査でも「かなり高いレベルで防音できている」と確認されました。
夜は23時頃まで練習しています。深夜は周囲もとても静かなので、あえて23時以降は音を出さないようにしています。

友人が泊まりに来ていて、まだ寝ている時間に私が音出しをしなければならない日もありますが、防音室があるおかげで気兼ねなく練習できます。

サッシタイプの防音室はご存じでしたか?

埼玉県 古田土明歌様 フルート防音室

D.S.Pさんの施工事例写真を見るまでは知りませんでした。
ただ、私自身の中では「こういうものがあったらいいな」という思いはあったんです。
電話ボックスのような狭い空間に閉じ込められて練習するのではなく、普通の部屋にいるような感覚で防音できるのは理想的でした。

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D.S.P

当初イメージしていた防音室はどのようなものですか?

もっと重厚なものを想像していました。例えば何十万・何百万もする分厚い扉を使う、本格的なスタジオのようなイメージです。

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マンション入居後に防音室を作られたのですか?

入居前にD.S.Pさんに防音工事をお願いしました。
防音室にする部屋は、杜さんが動線などを丁寧に確認したうえで、「この真ん中の部屋にしましょう」と提案してくださいました。
実は最初、別の部屋を防音室にしようと思っていたのですが、バルコニーや電源の位置の関係で設計が複雑になるので断念しました。
結局こちらの部屋と同じくらいの広さになってしまうし、工費もかさんでしまうということで、こちらの3.5畳の部屋になりました。

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D.S.P

3.5畳に見えないほど広く感じますね。

そうなんです。天井高もあるので、シンプルで快適です。
それにキッチンの隣なので、お湯を沸かしながら音程をチェックする…なんてこともすぐできます。
生活の一部として自然に組み込めるのが本当に便利ですね。

お父様もフルートを作られているとお聞きしました。

はい、父は今もフルートを製作しています。
ドイツから帰国後、2~3年は実家に滞在していましたが、父も私も「夜にさらいたいタイプ」だったので、仕事終わりの練習時間がよくかぶっていました。

古田土フルート工房
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D.S.P

「さらう」というのは練習するという意味ですか?

そうです。日本語で「楽器をさらう」とか「曲をさらう」と言いますよね。
音楽家同士ではよく使う言い方で、「ちょっとさらっておかないと」という感じです。

音響面の仕上がりはいかがですか?

埼玉県 古田土明歌様 フルート防音室

実家では20畳の防音室を使っていたので、倍音や残響の点では広い方がもちろん有利です。
ですが、この防音室も練習に十分な音響を持っています。
経験を積んだプロであれば、どんな環境でも練習できますし、この防音室の音響が悪いということは全くありません。
練習する上で制限もなく、十分満足しています。

他社の防音室を見学して比較検討はされましたか?

いえ、全くしていません。
メール対応の時点で、正直「ちょっと頼りないな」と感じる業者も多く、見学に行くまでもないと判断しました。
「音さえ漏れなければいい」「閉じ込めればいい」という発想では、生活空間としての快適さや住まいとの調和までは考えてもらえません。
その点、杜さんは生活動線や空間との馴染みまで含めて提案してくださったので、安心してお願いできました。

工事中のスタッフの対応はいかがでしたか?

職人さんも皆さんいい方ばかりでした。
特に気になる点もなく、安心してお任せできました。

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D.S.P

施工中、不安に思うことはありませんでしたか?

全くありません。私は工事期間中、この部屋には住まずにまだ実家にいたのですが、工事の進捗をその都度教えていただいていました。
「工事を始めます」「今日でこの工程は終わります」「明日からはこの作業に移ります」と毎回しっかり連絡をもらえたので、不安は全く感じませんでした。

施工中の現場スタッフ
施工中の現場スタッフ

お引き渡し後のエピソードがあれば教えてください。

引っ越し後、SNSで「D.S.Pさんにお世話になりました」と、防音室を造ったことを投稿しました。
すると、しばらく連絡を取っていなかった方から連絡をいただいたりすることが増えました。

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D.S.P

投稿の反響があったんですね。

これから実際に色んなお仕事にもつながっていくと嬉しいのですが(笑)、14年間ドイツに滞在していた私が、防音室のある暮らしをSNSで投稿したことで、「ああ、もう帰ってきているんだ」と感じてもらえるきっかけにもなっていったらいいな、と思っています。

あと、私は趣味でダンスをやっているんですが、ダンスのコミュニティの人だけを呼んで、「ハウスウォーミングパーティー」を開きました。
ドラム音のあるブラジル音楽をBGMに流し、スピーカーは防音室内に置いて振動が隣や上階に伝わらないよう工夫しました。参加者は皆楽しそうで、踊っている人もいました。とても良い時間になりました。

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D.S.P

友人や周囲の方からの評判はいかがですか?

部屋全体を気に入ってくれていますし、防音室があることにも「すごいね」と言ってもらえます。

これから防音室を考えられている方に、アドバイスはありますか?

D.S.Pさんなら、妥協せずに自分のイメージに沿った部屋が作れると思います。
自分のイメージをどんどんぶつけられる唯一の業者さんだと思うので、「こうしたい」という理想がある方にはぜひおすすめです。
音楽で仕事をしている方なら特に、仕事のクオリティにも関わってくると思います。
妥協してしまうと影響が出る部分もあるので、できる限り理想を叶えてほしいです。

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D.S.P

古田土様、本日はありがとうございました。
嬉しいお言葉をいただき光栄です。
音響の変化でお困りのことがあれば、いつでもご相談ください。

photo by FUJIMAKI TSUYOSHI
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