
お部屋の広さ | 3.57帖(内法面積) |
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遮音性能 | 室内 D-45程度 / 室外 下・隣室 D-60程度 にて設計(開口部除く) |

今回は集合住宅でのクラリネット防音室です。
ハンガリー出身で、クラリネットソリストのコハーン様。
防音室でもリラックスできる空間と音響にもこだわった防音室です!
お部屋の用途と使用楽器を教えてください。
今回、クラリネット練習用の防音室をD.S.Pさんにお願いしました。
メインで使用している楽器は、ヤマハの『KF』です。
防音室を検討されたきっかけを教えてください。
日本の集合住宅において、満足いくまで楽器練習のできる環境が欲しかったのです。
私はハンガリー出身で、クラリネットソリストとして演奏会や劇場などで活動をしていました。
ソリストとして更なる経験を積むため、2013年7月から妻の母国でもある日本に活動拠点を移すことにしました。

ハンガリーでは自宅マンションで練習が可能でした。
なぜかというと、国で芸術家を育てる方針があり、法律で9時から夜7時まではマンションで楽器練習が可能だと決められているからです。
ただし、隣人から苦情が出れば、次の日から練習をやめなければいけませんでした。
ソロ活動での練習時間は、とても不規則なため、環境に依存するストレスと常に向き合っている状態でした。
時間と周囲に左右されずに自宅で練習できれば、どんなに快適だろうと考えていました。
そのため、ハンガリーの音楽院を卒業した後、日本で物件と共に、防音室の業者探しを始めました。
最終的に当社を選んでいただいた理由を教えてください。
ホームページに掲載されている、
『豊富な施工例』、そして『防音室の柔軟なプランニング。』
これがD.S.Pさんを選んだ決め手でした。
防音業者はネットで検索し、数社ほどピックアップしました。
クラリネットの防音室施工例が詳しく載っていたため、第一印象からD.S.Pさんが良いと思っていました。
余談ですが、先日お会いしたクラリネット奏者の方も、D.S.Pさんで防音室を造られていたんですよ!
私は、防音室は練習だけでなく、リラックスできる空間にしたいと考えていました。
他の業者は、ただ「音を止めるブース」を提供している印象で、居心地の良い空間とは程遠いプランニングでした。
そのため、意匠性が高く、私が望む防音室のイメージを共有していただいたD.S.Pさんを選んだんです。
防音室に楽譜棚を造ってほしい等の要望にも応えてくださいました。
ご契約までのお打合せの段階で、当社スタッフの対応や説明はいかがでしたか。

分からないことばかりでしたので、防音室のことについて丁寧に教えていただきました。
スタッフの方がクラリネットの音に関する専門的な情報に精通しており、とても心強かったです。
楽器の周波数や、どの広さの防音室が適しているか、など詳しく教えていただきました。
D.S.Pさんの他に検討していた業者は、防音室についての詳しい説明がなかったことや、楽器の種類に関係なく全てが同じ仕様の防音室だったので不安でした。
そのため、D.S.Pさんは信頼できるなと思いました。
無料お見積りの際にお作りしているイメージCGはいかがでしたか。
業者に見積りを頼んだ中で、イメージCGがあったのはD.S.Pさんだけでした。
実際、平面図だけですと、なかなか想像できない部分があります。
イメージCGがあることで、防音室の完成形がより具体的に想像しやすくなりました。
様々な角度から見たCGのおかげで、自分が防音室に入った時のイメージや広さ、室内のデザインが鮮明になりました。
自宅を全体的に見たイメージ図もあるため、防音室がどれほどの大きさになるかを、更に理解することができました。


防音室プランニングで、特にこだわった点はありますか。
音楽家にとって楽譜棚は必須です。
元々クロークだった場所を解体し、楽譜棚を造っていただきました。
窓枠と机の色を木目調の色合いに揃えたことで、統一感のある落ち着いた室内デザインを目指しました。
また、机を設置したので、防音室でPC作業などができるようになりました。机は、私が使いやすい高さにカスタマイズしていただきました。

工事中の現場監督の対応はいかがでしたか。
対応がとても良かったです。
工事の時間帯は外出していたので、直接お話しする機会はありませんでしたが、毎日、作業が終わると現場監督の方が作業終了の連絡をくださいました。
自宅に住みながらの工事でしたが、私が帰る頃には一日の作業が全て終わっていました。
竣工から8ヶ月ほど経ちました。
実際にお部屋を使ってみての遮音性能や音響はいかがですか。
防音室に入った瞬間、外部からの音が一瞬のうちに遮断され、空気感が変わります。
驚くほど静かなので、集中するには最適です。

近隣の方々に気を遣うことなく練習ができており、苦情も全くありません。
ヨーロッパの家は天井が高かったり、壁が石で造られている事が多く、音響がライブな傾向にあります。
あえて吸音パネルを設置しないことで、ハンガリー在住時と変わらない環境で演奏することができています。
防音室自体が普段の生活にすっかり馴染んでいて、他の部屋と同じように使っているので、防音室が特別だという感覚がほとんどないんです。
プライベートでは大音量で映画を見る事も多く、楽器練習以外でも防音室を活用させてもらっています。

防音室を造る前と後で音を出す時間帯や環境は変わりましたか
ハンガリー在住時と比べて、練習の時間帯も、環境も変わり、劇的に良くなりました。
今は時間や周りを気にせず、自分のペースで練習ができて、とても満足しています。

例えば、サラリーマンが会社に行って仕事をするように、私にとっては防音室が仕事場です。
コンクールの時期は、深夜2時頃まで練習することもあります。
本番で演奏する曲は何分単位ですが、防音室ではその何十倍、何百倍もの時間、練習を重ねます。
本番の演奏は仕事という感覚ではないのです。今までの練習の成果を披露する場ではありますが、観客と一体になって音を完成させていく場なのです。
その空間を創り上げるためには、日々の練習が欠かせません。
自宅に防音室があることで、時間を無駄にすることなく、質の高い練習ができるようになりました。

防音工事を終えられて、最後に一言お願いします。
自分の満足のいく音を奏でるために、集中して音楽に向き合い、納得できるまで練習できる環境は、プロのソリストにとって必要不可欠です。
今回、D.S.Pさんに防音リフォームをしていただいたおかげで、
私が求める「防音環境プラスアルファの空間」、
つまり「楽器練習室(仕事場)であり、リラックスもできる空間」を手に入れることができました。
これから、この部屋で沢山の曲を創造していきたいです。


コハーン様、奥様、本日はありがとうございました。
これからも、益々のご活躍をお祈り申し上げます。