遮音性能 | 室内D-55~(開口部除く)/外部D-65~(開口部除く)で設計 |
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完成した防音室をご覧になって、率直な感想をお聞かせ下さい。
期待通りの仕上がりで、造って良かったなと思いました。
最初に「とにかく丁寧に造ってください」とお願いしたのですが、実際細部まできれいに仕上げて頂けて大変満足しています。
防音性能については、完成するまでわからないところもありましたし、賭けみたいなものかなと思っていました。完成後に実際にドラムを叩いてテストしたところ、寝室では全く聞こえないレベルになりました。
この部屋はもともと和室だったのですが、家族からドラムの音が気になるのでどうにかならないかと・・。それで防音工事をお願いすることにしました。
おかげさまで工事後は家族に迷惑をかけることも無くなりました。(笑)
工事をする前は、ドラムセットの下に防音用のマットを置くなど色々試してみたのですが、あまり効果が無かったですね。床の振動はある程度抑えられても、打音を抑えるのが難しいですし、集合住宅なので周りの家にもどういう影響が出ているかわからない不安がありました。
今は、そういう不安からも解放されて満足しています。
デザインについては、杜社長が「サッシの色を表と裏で変えられますよ」と提案してくださり、隣のリビング側は他のドアに合わせて茶色、室内側は白にして頂きました。リビング側から見ても違和感を感じないですね。
防音工事によって部屋が狭くなることについては、天井高がいくつ以下になるようだと受注できませんと事前に説明がありました。一応最低限の高さは確保できるということで工事をしてもらいましたが、多少低くなった感じはするものの、あまり圧迫感は感じません。
防音室の用途とご使用楽器を教えてください。
自分が電子ドラムの演奏や書斎として使っている他、妻がオンラインで打ち合わせをする際など周囲の音を入れたくない時にたまに使っています。
防音室を造るきっかけを教えてください。
自作の防音対策に限界を感じたからですね。
色々工夫してみたものの、家族には他に家を借りてくれと言われていたくらいで・・・(笑)
それならいっそのことプロにお願いして防音室を造ってしまおうと思いました。
この部屋を造る前はスタジオに通ってドラムを叩くことが多かったのですが、リタイアして時間に余裕ができたのと、コロナ禍だったこともあって、時間を気にせず自宅で練習したり「SYNCROOM」というアプリを使ってオンラインでセッションができる環境が欲しくなりました。
お見積りは何社くらいにされましたか?
何社かから見積りをとる予定でしたが、結局はD.S.Pさん一社のみです。
最初は何も防音の知識が無かったので、ネットでどんな感じかなと思って検索してみたのですが、中には怪しい比較サイトもあったりして、特定の業者を受注させたい意図がみえみえだったんです。
そういう情報は当てにならないなと思ってとりあえずホームページが良く出来ているところを探したところ、D.S.Pさんを見つけました。見積もり依頼を夜10時頃に出したのですが、夜中のうちに返信が来ていてびっくりしました。
基本的にレスポンスの早さは、信用できるかどうかを判断する重要なポイントの一つと思っていたので、すぐにお会いして現場を見て頂くことにしました。
値段と性能のバランスなどは、素人の自分では全くわからない状態だったので、仮に吹っかけられても(笑)判断のしようがないと思っていました。
それで、とにかく人物で判断するしかないなと。
相見積もりを取らなかった理由は、D.S.Pさんの最初のレスポンスが良かったことと、視察の時に杜社長だけではなく現場監督の方も一緒に来てくださったことが大きいです。
社長の説明に加えて監督さんが技術的に色々補足してくださって、話を盛らずにリスクについても正直に話してくれました。とても真面目だなという印象を受けたので、この人が施工してくれるんだったらお任せしても良いかなって思えたんですよね。杜社長には、この方を監督につけてくださいとお願いした記憶があります。(笑)
イメージCGは参考にされましたか?
はい。イメージ通りでそれほど違和感は無かったです。
書斎机を入れるということを予め話してあったので、CGに組み込んでもらいました。
気に入っている点は何かありますか?
ここが気に入っているというより全体的に不満がないんですよね。
こだわった点は何かありますか?
コンセントの位置や数などを監督さんが色々考えてアドバイスしてくれました。
先々のことを考えるともっとたくさんつけておいた方がいいとか、タコ足配線になってしまうと部屋の美しさが損なわれますとか。アドバイスを頂いたおかげで、すっきりと使いやすい部屋になりました。
サッシタイプの防音室はご存知でしたか?
最初はサッシタイプの防音室があるということを知りませんでした。
リビングに隣接している防音室との間が壁になるとリビングの開放感が無くなって嫌だなと思っていましたので、そこがサッシにできるとわかってすごく良かったです。
防音室内の窓からの光があるのとないとではリビングの居心地が大分違いますし、圧迫感を感じないのはそのおかげかもしれませんね。
職人さんの対応はいかがでしたか?
施工中はほぼ在宅していましたが、皆さん一生懸命作業してくださいました。
監督さんも見積もり時の説明通り、常駐してくださったので安心できました。夕方作業が終わった後も毎日丁寧に後片付けや清掃をしてくださいました。
防音室完成後の生活スタイルの変化はいかがですか?
防音室を造った目的が時間を気にせずいつでもドラムを叩けるようにということだったので、それが実現できたのは本当に良かったです。
防音室を造るのに掛かったコストと今後10年、20年スタジオに通うコストを比較すると、金額だけで考えれば元を取れるか分からないのですが、やりたい時に出来るというのは、金額で測れないところがあると思っています。
スタジオに出かけるとなると少し億劫になるときもありますけど、思い立った時にすぐ出来るようになって練習する時間が圧倒的に増えました。深夜にできるのもいいですね。
竣工からもうすぐ2年半ですが、近隣の反応はいかがですか?
苦情は無いですね。
このマンションは毎年騒音問題に関するアンケートがあるのですが、今のところそういった問題も目にしたことがないです。
これから防音室を考えられている方に向けてアドバイスをお願いします。
あまり出来過ぎた記事になっても良くないですし(笑)
他社を知らないので何とも言えないのですが、D.S.Pさんはお勧め出来ます。
会社も大事ですけど、結局「人」が大事だと思います。人というかチームですね。
仕事をする中で色々な会社の方と関わってきましたけど、会社というよりもその会社のこのチームが良いと思えないと上手くいかないんですよ。そういう意味でD.S.Pさんは、杜社長をはじめ、現場監督さんやそのチームの方々の誠実でプロらしい仕事ぶりが素晴らしかったです。
施工会社を選ぶ時には、見積もりをしてくれる方や現場を担当してくれる方を自分の目で見て判断するしかないと思います。ネットの情報やパンフレットをいくら見ても結局のところはわからないかも知れませんね。
Hさま、本日はありがとうございました!
音響変化でお困りになられたり、音の要望などありましたらいつでもご相談ください。