お部屋の広さ | 3.9畳(内法面積) |
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遮音性能 | 室内・上階 D-55~60程度 / 外部 D-55~60程度 にて設計(開口部除く) |
今回は戸建てで家族の方多くが楽器を演奏するS様邸。
D.S.P防音室の完成から1年半後の夜の演奏状況などお話していただきました。ぜひご覧ください!
防音室での使用楽器・用途
長女がピアノ教室に通っていまして、メインはグランドピアノYAMAHA『C3』です。
また、私(ご主人)が趣味でアルトサックスを吹いたり、オーディオルームとしても使用しています。
防音室を造るきっかけ
以前はマンションに住んでいました。
長女は日中の時間帯のみでピアノ練習、自分は外部スタジオでサックス練習という状況で次女と三女もいずれはピアノをはじめるかも知れないです。
いつしか家族みんなが『防音室のある家が欲しいね』と思うようになりました。
実はマンション住まいのときに、友人から某大手メーカー簡易防音室を譲り受けて使っていた時期があるんです。
確か防音グレードがD-40タイプだったかな。
アルトサックスを吹くと音がかなり外部に漏れてしまいまして・・・
結局楽器本体を専用の消音器に入れて、なおかつ音量を絞りながらじゃないと中で吹けない状況でした。
気軽に楽器を練習するには厳しい環境ですよね。
家造りを計画しはじめた段階から『防音室が造れる家』がメインテーマになったんです。
業者探しの方法と見積り業者数
まずはじめに、某大手メーカーのショールームに楽器(アルトサックス)を持って行き、簡易防音室と同じ構法で造られたカスタムメイドの防音室で試奏してみました。
当然と言えば当然なんですが、私たちの求める防音性能には及びませんでした。
ショールーム担当者に理由を尋ねると「ピアノ向きの防音室なので・・・」という回答でした。
これを機に、本格的な防音室を施工してもらえる業者をインターネットで探しはじめたんです。
最終的には3社に図面を送り、見積もり依頼をしました。
業者選びのポイント・決め手
D.S.Pさんからの見積りは特に記憶に残っているんです。
電話やメールでのレスポンスも早く、図面送付から1週間も経たないうちに見積り資料を提出してくださいました。
なかでもパースCGのインパクトが大きかったですね。
ここまで手間をかけた見積りを無料でしていただけるとは思っていませんでした。
実際、見積りを依頼した3社のうちきちんとしたレスポンスがあったのではD.S.Pさんだけで、返事すら戻ってこない業者もありました。
金額面に関しては、インターネットでサックス用に防音室を造られた事例を検索したりすると、大体どれも似たような価格帯だったので、逆にこれより安い業者は危ないかなと思っていました。
D.S.Pさんの見積りは項目も細かく記載されていて納得の内容でした。
サッシ(引き戸)タイプの防音室はご存知でしたか?
いいえ、知りませんでした。
これまでの経験では、防音室と言ったら密閉式のドアしかイメージしていませんでしたから。
パースCGを見たとき「こんな防音室あるの?ガラス扉で防音室って造れるの?」と思いましたね。
ピアノが置かれていなければ普通の部屋と変わらないじゃないですか。
防音室の見学についてホームページを見ると、確かにサッシ(引き戸)タイプの防音室施工例が多数掲載されていました。
驚いたのは掲載の防音室すべて見学が可能だったこと。
見積りでのパースCGのインパクトも強かったので、ぜひ見学をしたいと希望しました。実際の防音性能を体感してみたいと思ったからです。
“越谷市K様邸ピアノ室”をホームページで見ていて、『ここのお宅が見れたら良いね』と家族で話していたんですが、まさにそのお宅を営業スタッフの方がコーディネートしてくださったんです。
見学で一番知りたかったポイントは、サックスでも防音性能に問題がないかという点。
なので、自分の楽器も持っていき実際に吹かせてもらいました。
防音性能の比較対象となったのは、以前に訪れた先述の某大手ショールームの簡易防音室です。
『え!?』
『防音室にすごく近付かないと音が全然聞こえない…』
両方の検証に家内が立ち会ってくれていたのですが、吹いている本人は半信半疑でした(笑)
見学先のK様にもピアノを実際に弾いていただいたり、一連の検証を済ませた結果、『これならいける!』と手ごたえを感じたのを覚えています。
D.S.Pに決めた理由
これまでの経緯から、選択肢としてはD.S.Pさんしか残らなかったというのが正直なところ。
ただ、そこからさらに他の業者にも見積りを取ろうとは思いませんでした。
やはり実際に防音室を見学させていただき性能を実感できたことは大きく、見学先のK様から実際の使用感等を直接聞かせてもらえたことも大きな収穫でした。
ホームページで紹介されている他の施工例も見て、D.S.Pさんなら安心してお任せできると確信しました。
お打合せでの当社スタッフの対応や説明
仕事の都合で打合せ場所を私の会社近辺にしていただいたり、レスポンスも非常に早く、営業スタッフさんには大変良くしていただきました。
防音工事の内容に関しても構造等くわしくご説明がありました。
防音室プランニングでこだわった点
いちばん懸念していたのは、当初の建築計画で予定していたスペースに防音室を造り、そこにグランドピアノを設置した際に、十分な演奏スペースが確保できるかという点。
最終的には壁向かいに位置するキッチンの使い勝手を犠牲にしない程度にキッチンスペースを少し狭くして、防音室を広くすることにしました。
写真を見ていただくと分かりますが、ピアノ椅子に座っても後方に余裕があってとても良かったです。
工事着工から竣工までの間、現場監督や職人の対応はどうでしたか?
工事自体の立会いはほとんどせず、すべてお任せしていました。
家を新築するにあたって工務店がすでに決まっていた事情もあり、本体工事との連携がうまくいくよう常に気を配ってくださっていました。
工期は予定通りに進みましたか?
事前にご提出いただいた工程表通りでした。
防音室の内装(クロス施工)に関しては、本体工事と同時進行だったこともあり、工務店側で他の部屋と一緒に行うことでコストをおさえることができました。
竣工から1年半ほど経ちました。防音室を使ってみていかがですか?
長女は毎日ピアノを弾いていますね。
小学校から帰ってきてからとか、夜20時21時とか寝る前22時位に弾いたり、とにかく気が向いたらピアノを弾いている感じです。
以前は気を遣いながら日中しか弾かせられなかったので、いちばん防音室の恩恵を受けてますね。
環境って大事なんだなと改めて思いました。
私の方は、たとえば次の日にバンド練習があったりすると、あわてて夜中に練習をしたり。
深夜24時から3時とかでサックスを吹いたりするので、寝ている家族が起きないか最初はドキドキしていたんですが、いつもみんな熟睡していて(笑)全く気にならないようです。
防音室の音響や遮音性能について
ピアノはナチュラルな響きで、弾いている本人も気持ち良さそうです。
音響調整用にD.S.Pさんのオリジナルパネルを吊り下げています。
サックスを吹いていても違和感は全くありませんね。
ここに引っ越してきて、近隣から楽器音について何か言われたことは一度もありません。
住居内でほとんど音が気になっていないので、周囲に対しても安心して音を出せています。
防音室のある暮らしはいかがですか?
これがあって当たり前。完全に生活の一部になっています。
本当に造って良かったです。
長女はピアノのコンクールが毎年あるんですが、朝が早いんですね。
そんな時でも本番の朝に練習をしてからコンクールに臨めるようになって、精神的にも余裕ができた気がします。
これから下の子たちも大きくなったら楽器をはじめるかも知れません。そうなると我が家の音楽室がますますにぎやかになりそうです(笑)
防音室を検討されている方に向けて、一言アドバイスをお願いします。
防音室を検討していると、防音性能を示す「D-30」とか「D-40」という数値を目にすることがありますよね。
でも実際のところ、その数値でどれだけの音がカットできるのかイメージできません。
やはり、自分が検討している防音業者さんが施工された実際の防音室を見学することですね。
そして可能なら自分の楽器を持ち寄り、その場で試奏して性能を体感してみてください。そうすることで、数値だけでは得られなかった防音のイメージがクリアになるはずです。
D.S.Pさんなら、自分たちの居住環境に近い防音室の見学をコーディネートしてくれますよ。
S様、本日はありがとうございました。防音室を存分にご利用いただいている様子がインタビューを通じて伝わってまいりました。
またご見学等でご協力をお願いすることもあるかと思いますが、その際はよろしくお願いいたします。