防音室と言えば、重い扉をガチャっと開けて入る、窓のない重厚感のある空間を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
「圧迫感を感じづらい、居心地の良い防音室にしたい」「防音室と自宅の雰囲気やデザインを調和させたい」
そんな方におすすめなのがサッシタイプの防音室。
本記事では、サッシタイプの防音室の特徴や遮音性能などについて詳しく解説します♪
サッシタイプの防音室|ポイント!
1.開放的な空間になる
防音室の入り口をサッシにすることで、防音室にありがちな閉塞感を感じづらい、開放的な空間になります。
入り口部分には、上下に昇降させて開閉するロールカーテン・ロールスクリーンを取り付けることもできるので、目隠しや採光の調整も可能です。
2.お家全体に一体感が生まれる
自宅に防音室を造る場合、その部屋だけ浮いた空間にしたくないという方もいらっしゃるかと思います。
サッシ枠カラーやフローリング、クロスといった内装仕上げ材を、別の部屋や廊下などと同じデザインにすることで、一体感が生まれシームレスな印象になります。
3.小さな子どもがいても安心
子どもが防音室を使う時でも、親が一人で防音室を使う時でも、入り口がサッシだと内部・外部ともにお互いに見ることができます。「見える」けれど「聞こえない」という安心が実現できますね。
集中したい時にはロールカーテン・ロールスクリーンを取り付けることで、目隠しすることもできます。
4.スペースの有効活用ができる
ドアの場合は開閉スペースがデッドスペースとなりますが、サッシの場合はそれがありません。またドアだと厳しい大きな楽器の搬出入が、サッシだと可能になるケースも多いです。お部屋やスペースの有効活用にも繋がりますね。
D.S.Pコーポレーションでサッシタイプのピアノ教室を施工されたお客様には、生徒さんのご家族がいらっしゃる参観日にも役に立つとの声を頂きました。サッシタイプの防音室には、様々なメリットがありますね!
ただしお部屋の間取りや形状によっては、サッシタイプの防音室を施工することが難しい場合もあるため、専門業者に相談するのが間違いありません。
サッシタイプの防音室|遮音性能は?
気になるのは遮音性能。
サッシタイプの防音室が開放的な空間になると言っても、音が漏れていては困ります。
ガラスには「コインシデンス効果」という性質があり、これにより特定の周波数の音が抜ける(板厚によって抜ける周波数が異なる)といった現象が生じます。そのため、サッシタイプの防音室の場合は目的や用途の周波数に適したガラスを選択しなくては、遮音という面では効果が得られない可能性があるのです。
D.S.Pコーポレーションでは、独自の技術を基に開発しているオリジナルサッシを使用しています。
弊社オリジナルサッシを使用し、ボックスインボックス工法で施工した防音室の遮音性能は、建物の躯体詳細や防音室の仕様にもよりますが、上下階・屋外に対して最大D-60~65まで確保可能です。一般的なサッシと比較すると閉め合わせパッキンの気密性が高い仕様になっているので、サッシ単体で見ても、防音ドアと同等レベルの遮音性能があります。(厳密には、サッシタイプの方が開口の広さがあるため2dBほど劣りますが、測定基準で±2dBは許容範囲となります。)
ガラスの特性から、ただサッシを何枚も入れれば遮音性能が高くなるというわけではないため、防音に関する知識が豊富な専門業者に相談してくださいね。
D.S.Pのサッシタイプ防音室|施工事例
D.S.Pのサッシタイプ防音室を施工されたお客様の施工事例をご紹介します。ぜひご覧ください♪
10年ほど前にD.S.Pで施工した防音室を、より広く生活する空間と音楽をする空間が溶け込むようリニューアルさせていただきました。サッシタイプ防音室で窓もあるため、閉塞感が無く、光が差し込む明るく穏やかな印象の防音室となっています。
「苦情は最初に施工した10年前から一切受けたことが無いです」と嬉しいお言葉を頂きました。
リビングに面したお部屋に防音室を新設されたT様。リビングからグランドピアノが見えるようサッシタイプの防音室をご選択されました。
遮音性能ももちろんバッチリで、「防音し過ぎたかな?って思うくらい音が全く聞こえなくて、寂しいくらいですね(笑)」とのこと。白を基調としたリビングと調和する、素敵な防音室です。
『365日24時間ピアノとギターをやりたい放題ガンガン弾ける環境』を望まれて防音室を施工されたN様。ご要望通りの、いつでも気が向いた時に音を出せる環境が完成しました。
仕上げ材や照明など随所にN様のこだわりが詰まっている防音室が、夜になるとストリートから丸見えになり、抜群にかっこいい雰囲気を醸し出します。
N様の防音室にプロのアーティストを招いて、動画の撮影などもされているようです。Youtubeチャンネルを掲載していますので、ぜひご覧くださいね。
まとめ
サッシタイプ防音室の特徴がおわかりいただけましたでしょうか?用途や使用イメージから、自分に合った防音室を選んでくださいね!
一人ひとり住環境が違う中で、安心して音のある暮らしを楽しむためには、遮音性能がしっかりとある防音室を施工することが重要です。
D.S.Pでは防音対策はもちろん、お客様のご要望に応じた魅力ある空間設計をご提案いたします。
まずはお気軽にご連絡ください。